經由 パリ古物雑記帳 Rudi_ K 著 (日期為 2008/8/24)
南仏の地で、村や街の午後の広場でよく見かけるペタンクは、ボールを投げて遊ぶたいそうフランス的なゲームでほとんどが男性のみ、特におじさんや老人が多いのであります。地面に描く円形の中に標的の玉を置き、どれだけ標的へ近く自分の玉を投げれるかという単純な遊戯ながら、白熱する事もしばしば。プロヴァンスの方言が語源と言われるこのペタンクは、たいそう南仏らしい午後のひとつの光景であります。
写真はそのペタンクに使われた標的の玉、木製の玉全面に打たれていた釘はすべて無くなり、味の見事なオブジェとなっています。そして吹きのガラスで出来た燭台は、内部にメルキュール(水銀)が施された一点。手描きの小さな花柄がほんの微かに表面に残っているのが、造られた時代の古さを良く表しています。
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