パリ帰還

經由 パリ古物雑記帳 Rudi_ K 著 (日期為 2008/7/8)

30632

あっという間に3週間の東京滞在は終わり、先週無事にパリ帰還いたしました。今回の滞在中、またまた多くの方々にお会い出来た事を心より感謝しております。東京はもちろんの事、遥々遠方からECRITUREへお越し頂いた方々、本当に有り難うございました。
パリの日々に戻りやっとひと段落、すっかり止まってしまっていたブログ更新も今日から再開となりますので、どうぞまた宜しくお願いいたします。

暫くご無沙汰していた買付け仕事の始まりは、18世紀の絵柄がプリントされたカーテン布地とカフェオレボールであります。ワイン色の裏地が付いているカーテン布地は、どこかの館の高い窓に掛けられていたのでしょうか、カーテンレールの留め具もそのままというなかなかのコンディション。そしてカフェオレボールはレリーフ柄がなんとも19世紀らしい一品、Sarreguemines(サレグミン)の窯元で造られた高貴な雰囲気が漂うボールであります。カーテン布地の古さに相応しく、カケとヒビの入り方がなんとも好ましい趣きのボールでありましょう。